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分別 ◆IWqsmdSyz2氏 「赤松にとって、黒沢って男は“英雄”だった・・・のかもな・・・」 沢田の声音は穏やかだった。 それからいくらか沈黙が続き、すっと物が動くような気配がする。 どうやら沢田が立ち上がったようで、そのまま足音が玄関に向かった。 「まだ時間がある・・・涯、おまえはもう少し休んでおけ」 涯と沢田の会話を黙って聞いていた零は、そこではじめて腕時計を確認する。 時刻は午前4時をいくらか過ぎたところであった。 カイジがこの小屋にやってきたのは、午前2時ごろ。 そこで簡単なやりとりをしてから零と涯が再び眠りについたのは午前2時半ごろだった。 第二回放送後からカイジがここを訪れるまでの間にも睡眠を取っているため 現在までに零と涯の二人は3時間と少し、体を休めたことになる。 長時間の思考に働き詰めだった脳と、緊張状態が解けないままだった体は わずか3時間の睡眠でも驚くほどに回復していた。 一般にレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルは90分と言われている。 カイジと出会うまでに約90分の睡眠、カイジと出会って以後に約90分の睡眠。 合計で凡そ180分。3時間の睡眠というのは、理想的だった。 特に寝入り端の90分から3時間はノンレム睡眠、つまり深い眠りの比率が高い。 ノンレム睡眠が、脳の疲れを癒してくれる。 4時間半、あるいは6時間と眠ることが出来れば疲労もそれだけ回復するだろうが、 長時間無防備でいられる余裕などないことは明白。 レム睡眠中は脳が働いている浅い眠りの時間帯であるため、 この時に目覚めることが出来れば、すっきりと活動を開始することができる。 サイクルに則った睡眠をとることは、効率のよい休養に繋がる。 休むことも許されないような状況の中、この3時間は最善の休息だったと言えるだろう。 当然、睡眠のサイクルには個人差がある。 しかしながら、零、涯共に大きな違いはなかったようで、 数分前――涯が夢から飛び起きて沢田と会話を交わし始める頃、零も寝醒めたのだった。 それ以後、二人の会話を盗み聞くような罪悪感を感じながらも、 その会話は成されるべき会話であり、妨げてはならないという判断で 零は狸寝入りを決め込んでいた。 「放送まで2時間近くある。もう一眠り出来るだろう」 「沢田さん・・・あんたが眠っていない・・・!」 沢田の思いやりに、涯は毅然とした声で答える。 当初は第三回の放送まで零と涯が眠り、沢田が見張りをする予定であった。 第三回放送の後に見張り役を交代し、沢田が休息を取る。 昼近くなってから行動を開始するプランで考えていたのだ。 それが、カイジの訪れとともに変わった。 零と涯は午前3時まで体を休める。 3時から第三回放送までは沢田とカイジが眠る。 そう、午前3時に見張り役を交代するという話で落ち着いたはずだった。 とはいえ、やはり「交代」は、年少者を休ませるための方便だったのだろう。 涯が赤松の夢から醒めるまでの間、沢田は決して二人を揺り起こすようなことはなかった。 現在、零の横ではカイジが眠っている。 つまり、零、涯、カイジら三人の仮眠のために、沢田一人が見張り役を買ってでた形になる。 「なぁ涯・・・あまり甘く見てもらっちゃ困るぜ・・・ 俺は一日二日眠らずとも十分に動けるように出来てんだ」 「でもっ・・・・!」 涯も引く気はないらしい。 それを悟ったか、沢田は新たな提案を持ち出した。 「・・・二人で見張るってのはどうだ? お前一人に見張りをさせるなんてのは、大人のすることじゃねぇ・・・・ 頭を使うってのは存外疲れるもんだから零は休ませておきてぇし、 カイジも足を負傷してる中、随分長いこと歩いてきたらしい・・・ そんな中 俺は微塵も眠くねぇときたら、涯と俺、二人で見張りをするのが一番だろ?」 名前を呼ばれ、零は相当に戸惑った。 沢田を休ませるために一番良い方法は、ここで零が起き上がり 涯と二人で見張りをすると申し出ることだろう。 いくら子供扱いされたとしても、二人なら大丈夫だと押しきれば拒否はできないはずだ。 しかし、その行動は一方で沢田の思いやりや意志を踏みにじることになるのではないか。 それぞれに為すべきことがある。 沢田が見つけた使命は、零を含めた“息子たち”を守ることなのではないか。 同時に零は、自身が為すべきことを考える。 少なくとも沢田は、零や涯が見張りに立つことを望んではいない。 ――否、他人の心境を慮るのは大切ではあるが、 第一に考えるべきは生存率をあげること、このゲームに抵抗し対抗することだ。 行動を共にする仲間が不眠不休でいるようでは、心配事以外の何物でもない。 沢田は第三回放送後に睡眠を取る、と話がまとまったのは数時間前のこと。 カイジと出会い状況が変わった今、放送後に体を休める暇があるかはわからない。 眠気は恐ろしい。 思考力や集中力は著しく低下し、体だけではなく心理状態にまで影響する。 睡眠不足状態は酩酊状態と変わらないという実験結果があるくらいだ。 「・・・わかりました。 第三回放送まで、二人で見張りをしましょう・・・ 放送前に零とカイジ・・・カイジさんを起こして・・・ 放送後に沢田さんが仮眠をとればいい・・・!」 涯が口を開いたのは、 零が心を決めて起き上がろうとしたほんの僅か前の瞬間だった。 「助かるぜ、一人で見張りをするってのは思ったより骨が折れるもんでな・・・ 俺が小屋の南側、お前が北側を見張る。それでいいな・・・?」 沢田の言葉が終わる頃には、玄関から清新な空気が吹き込んできた。 即ちそれが、二人が小屋を後にする合図であった。 引き戸がぴしゃりと音を立てて閉まったのを聞き届けてから、 零は頭を抱えながら起き上がる。 (考えた末に結局何も出来ず・・・・・ただ寝たフリ・・・・!これに終始・・・・! 最悪だろ・・・・!何やってんだオレは・・・・・!) すぐにでも、寝ているふりなどやめればよかった。 涯と沢田が交わしていた、赤松や黒沢についての会話。 それは、たしかに遮るべきではないものだった。 しかし、その後に続く見張り談義はどうだろうか。 沢田を諌めれば、彼も体を休めることが出来たはずだ。 仲間であるのならば尚更、「眠らずにいても平気」、それを信じてはならない。 今すぐにでも、二人の後を追って外に出るべきだ。 零は、標のメモやカイジから借りた名簿、パンフレットをかき集めると デイパックから食事――食パンを取り出して立ち上がった。 (睡眠と同様・・・食事は大切だっ・・・・! ブドウ糖の摂取・・・それと同時に・・・・噛むことで脳に刺激を与えることができる・・・) こんな状況で規則正しい生活など出来るはずもないが、 こういった状況だからこそ、食事と睡眠を最低限とらなければならない。 思考能力や集中力の低下を避け、精神状態の安定にも繋がる。 生きるため、生き延びることを考えるのならば、必須ともいえる行動である。 三人分の食料と、思いの外分厚いパンフレット群ですっかり両手はふさがってしまう。 仕度が済んで間もなく、零の脳裏にひとつ、心配事が浮かび上がった。 部屋をカイジ一人にして大丈夫だろうか。 怪我の具合が深刻であるのならば症状はもちろん気になるところだ。 しかし、零が不安に感じたのは、別の観点だった。 カイジと交わした言葉は多くない。 それでも、カイジは信用に足る人物だとわかっている。 山口の件も含めて、ゲーム開始から現在までのすべてを総括し、 零はカイジを信用性のある人物だと判断していた。 だが――零の見当が外れている危険がないわけではないのだ。 零は再び腰を下ろし、一度手荷物を床に置いた。 デイパックの山の中を、一つずつ確認していく。 沢田はダガーナイフを武器として携帯している。 高圧電流の流れる警棒も、見張りの間は腰に差して行動しているようだ。 涯はどうやら、鉄バットを武器として持ち出したようで、 部屋を見回してもバットの影は存在しなかった。 涯の持っていたデイパックから、手榴弾を8つと首輪。 零のデイパックから針金を5本。 武器になりそうなものをすべて取り出すと、使えるかどうか改めて調べる。 それが済むと、零は自身のデイパックの中に武器すべてを詰め込んだ。 (万が一・・・・カイジさんが悪い気を起こすようなことがあったとして・・・・・ 基本的には信じているが・・・・もしもそういうことが起きたとして・・・・) ふと山口の顔が思い浮かぶが、零はそれをかき消すように頭を振った。 (裏切るとか・・・そういうことではなく・・・! ただ・・・・カイジさんから見て・・・オレたちが信用できると映っているかどうか・・・ そればかりは・・・オレたちからはわからないんだ・・・・・!) 考えたくはないことだ。 だが、カイジが零たちの荷物を検めるようなことがあるかもしれない。 カイジが零たちの所持品を密かに盗むようなことがあるかもしれない。 そうなったとき、カイジを責めることは出来ない。 事前に対策を打てるのならば、心苦しさを無視してでも打つべきなのだ。 ずっしりと重さを増したデイパックを、零は静かに背負った。 パンフレットやパンを拾いあげて抱えると、再び玄関を目指す。 零が一歩を踏み出すと床板がみしりと鳴る。 眠っているカイジを起こしてはなるまいと、次の一歩は慎重になる。 それは、ただ純粋に 疲れているはずのカイジをゆっくりと休ませてやりたいという思慮から来る行為だ。 他人に疑念を抱くことは、何も悪いことではない。 悪気を感じることではない。勘違いであるのならばそれでいい。 しかし、どうしても罪悪感は拭えなかった。 「カイジさん・・・すまない・・・・・!」 「・・・・あ」 寝言だろうか、たしかにカイジが声を漏らしたように思われて、零は思わず振り返る。 「・・・カイジさん・・・?」 先程まで寝息を立てていたことは確認済みである。 まさか、零の声で目を覚ましてしまったのだろうか。 それともやはり、ただの寝言なのか。 零は確かめるべく、再びカイジに声をかける。 「あの・・・・起こしましたか・・・・?」 零が一言終えるより先に、カイジは突然に上半身を起こす。 あまりの勢いに零は驚きながらも、謝罪の言葉を紡いだ。 「ご・・・ごめんなさい・・・・!騒がしかったですよね・・・」 カイジの返答は、零の予想から外れたものであった。 「どこだっ・・・・!ここはいったいっ・・・!」 ただならぬ様子に、零はカイジへと駆け寄る。 カイジはまるで記憶喪失であるかのように、辺りをキョロキョロと見回しながら 落ち着きなく不安げだった。 「どうしたんですか・・・・!」 荷物を床に下ろすと、零はカイジの顔を覗き込むようにして声をかける。 カイジは零の顔を見ると、ようやく事態を把握しはじめたようで、 目線をあちこちに泳がせながら小さくつぶやいた。 「おまえは・・・零・・・・! ここは・・・・さっきの小屋で・・・・」 “さっきの小屋”という表現には違和感しか存在しない。 カイジは沢田と二人、この民家付近で見張りをしていたはずなのだ。 カイジが零たちの横で眠っていたのは、 途中で見張りを沢田に任せて休息を取っていたからだと、そう思い込んでいた。 しかしながら、今のカイジはまるでこのゲームが始まる前、 あのホテルで目を覚ましたときのような反応をみせている。 「カイジさん・・・一体何が・・・?」 「なぁ零・・・眠ってたか・・・?オレは・・・」 「いつからかはわかりませんけど気付いたときには・・・」 零の返答に、カイジの表情は険しくなった。 「何時だ・・・?今・・・」 零が腕時計の文字盤を見せると、カイジは声も出ないといった様子で強く目を瞑った。 自分が眠っていたかどうかの記憶さえないという。 ここまでくると、零も薄々勘づく。 カイジは、眠りたくて眠ったわけではないのだろう。 現在、さながら時間を切り取られたような感覚に陥っているはずだ。 そう、カイジが今まで寝息を立てていた原因は睡眠ではなく、気絶だ。 疲労や空腹、貧血が原因で気絶したとしてもおかしくはない状況。 さしづめ、見張り中に気絶してしまったカイジを沢田が屋内に運び込んだというところだろうか。 (・・・ん?・・待てよ・・・) 整合性はとれている。 しかし、すると沢田の言動におかしな部分が出てくることに、零は思い当たった。 何が原因であったにしても、突然に気絶するような仲間を心配しないはずがない。 今まで共に行動してきた沢田が、今まで通りに行動するのであれば、 涯の申し出た見張り交代に対して、二人体制の提案よりも先にカイジの介抱を頼むのではないか。 そういった提言がなかったということはつまり、 沢田はカイジの気絶をさほど気にしていなかったということになる。 (おかしい・・・沢田さんなら間違いなく・・・・気遣う・・・! オレたちに対してと同じように・・・カイジさんの体を気遣うはず・・・・!) 怪訝な表情を浮かべる零を前にして、カイジは深く溜息した。 「多分・・・確信は持てないが・・・おそらく・・・いや・・・思い出してきた・・・!」 そしてその溜息が吐き終わるより早く、カイジの目に涙が浮かぶ。 「沢田さんだ・・・!沢田さんに・・・!どうしてっ・・・・!」 「どうしたんですか・・!沢田さんが・・・一体なにを・・・?」 カイジは混乱した様子で続けた。 「殴られたんだ・・・!沢田さんにっ・・・! そこで意識が途切れてる・・・・みぞおちあたりを・・・殴られてっ・・・!」 沢田がカイジを気絶させた。 ヤクザの世界に生きる沢田にとって、油断している素人を気絶させることなど訳ないのだろう。 どうやらそれが真実らしい。すると、沢田の言動に違和がなくなる。 気絶の原因がわかっているのならば、大げさに心配する必要などない。 気絶に対する気遣いは不要になる。 しかし、と零は考える。 それならば、気絶させること事態が、何らかの気遣いになっていたのではないか。 理由なく仲間を殴るなど、沢田は決してしない男だ。 「カイジさん・・・もしかして・・・黙って一人で危険なことを・・・・」 零の指摘に、カイジは落ち着きを取り戻して声をあげる。 「そうか・・・!オレを引き止めるために・・・・ でもっ・・・沢田さんは・・・どうしてそこまでしてっ・・・・」 状況が読めてきた。 おそらくはカイジが一人で行動――田中沙織探しに出かけようとでもしたのだろう。 沢田はそれを止めるために、カイジを気絶させ、無理矢理にでも足止めを狙った。 互いが互いの安全を想うが故に起こった出来事ということになる。 「沢田さんは・・・・まだ外で見張り番をしてくれてますよ」 零がそう告げると、カイジは俯きながら苦く笑った。 「助けたかったんだ・・・!一刻も早く・・・田中さんを救いたかった・・・!」 それが2時間近く眠ってしまうとは、と後悔まじりの様子である。 沢田の行為の意図に感謝を抱きはしても、 それでも眠ることで無為に時間を過ごしたように思えて悔やまれるのは事実だった。 カイジは焦っていた。 時間が経つことよりも、定時放送が近づいてくること。 それに急き立てられるように、焦っているのである。 第三回の放送を聞くのが怖いのだ。 田中沙織の名前が呼ばれるかもしれない、 あるいは田中沙織が殺した人間の名前が呼ばれるかもしれない。 放送前の現時点で、既に田中沙織が死亡している可能性は存在する。 今この瞬間にも、田中が誰かを手にかけている可能性は、否定出来ない。 それでも、カイジは希望を持てる。持っている。 その希望を打ち砕くのが、放送だった。 故にカイジは、第三回の定時放送が行われるよりも先に、田中沙織を見つけたかった。 彼女の生存を確認し、安心したかった。 「なぁ零・・・・また引き止められるかも知れないが・・・・ オレは探しに行く・・・!田中さんを・・・! せっかくいい仲間に出会えたのに勿体無いが・・・それぞれの道がある・・・・! オレは一度アンタらを騙しかけた・・・だが・・・・それでもよければ・・ 再会したその時は・・・・・」 よろけながらも立ち上がろうとするカイジを、零は腕で制す。 「カイジさん・・・田中沙織は一緒に探しましょう・・・! オレ達だって田中さんを救いたいっ・・・・・!」 「しかしっ・・・」 田中沙織の捜索が危険を伴うということを、カイジは理解していた。 対主催、ゲーム転覆の望みの綱たちを、何よりも信頼できる人間を、危険に誘うことなど出来ない。 特に、零と涯二人を巻き込むことは避けたいと、そう強く感じている。 だが、強い想いを抱いているのはカイジだけではない。 零はカイジをまっすぐに見据えた。 「オレたちと一緒に行動して・・・後悔はさせない・・・! カイジさんに・・・よかったと思わせてあげる・・・・! オレたちがカイジさんと会えてよかったと思っているように・・・・ カイジさんにも決して後悔はさせない・・・・! 一人で行動するよりも絶対にいい方法を・・・全力で考える・・・・! だから・・・ずっととは言わない・・・しばらくの間でいい・・・ 行動を共にしてくれませんか・・・?」 「・・・・」 「せめて第三回の放送まで・・・・! それ以降別行動という形でも構わないっ・・・! だけど・・・・せっかく出会えたんだからこの出会いは活かさなきゃだめだっ・・・!」 カイジとて、決意は固かった。 それでも、沢田に力づくで止められたこと、 そして今目の前で零が必死に説いてくれているという事実は、カイジの心に迷いを生みだす。 田中沙織を探さなければ、救いださなければ。その気持ちは変わらない。 それでも、一度休息をとった体は、さらに癒しを求めている。 足は痛み、精神の疲弊もピークに達していた。 「・・・・だが・・オレがここにいる間にも・・・・ 今この瞬間にも田中さんはっ・・・・・!」 変わらず強情を張り続けるカイジ。 しかし、零も諦めが悪い。この件について、譲れないのはお互い様であった。 「ここで情報交換・・・・!きちんと情報を精査して・・・・ その上ちゃんと考えることは・・・田中さんのためにもなる・・・・! 闇雲に1時間捜し回るより・・・まず15分・・・! 15分でいい・・・・!時間を使って冷静に状況を整理するべき・・・・! 田中さんを探すよりも・・・・・手がかりを探すべきですっ・・・・! 田中さんのために・・・まず田中さんの置かれている状況を知るべきなんですっ・・・!」 カイジは不思議に感じていた。 今までこの島で、様々な人間と出会い、そして別れてきた。 再会を信じて、互いの道を歩くことを選んできた。 零は、そして沢田はなぜここまでして、カイジを引き止めるのだろうか。 少し考えれば気づくことだ。零や沢田が正常なのだと。 この島で、この状況で再会を信じるなど、脳天気もいいところだ。 実際カイジは、アカギや平山との再会を果たせていた。 そのため感覚が麻痺している、と言える。 本来ならば、再会など信じられるはずがなかった。 田中沙織を捜し続けていることも、カイジだからこその行動だった。 再会できると信じて、再会できるはずだと思い込んでいる節があった。 カイジがこのまま強行で単独行動をする場合。 田中沙織との再会。そして、その後に仲間たちとの再会。 果たせるのだろうか。信じ続けたところで、叶うのだろうか。 疲労の影響で、カイジの思考は停滞していた。 田中沙織と会うために全てを賭ける、そういった勢いで過ごした数時間だった。 一種の興奮状態だったのかもしれない。 別れても、また会える。それを信じ続けることが出来ていた。 気持ちばかりが逸っていた。 田中沙織を説得するためには、複数の仲間を連れていた方がいいだろう、と思った。 そして、零や涯たちを巻き込みたくない、とも思った。 田中沙織を助けることと、仲間を守ろうとする意志は、カイジの中で双方が無理矢理に主張を繰り返し、 結果、無謀な単独行動に駆り立てていたのだった。 「オレは・・・どうするつもりだったんだろうな・・・・」 ぽつりと呟くカイジに、零は一瞬眉を顰める。 それでも、すぐに瞳に輝きを宿すと、明るい声をあげた。 「田中さんを・・・まず田中さんのために動きましょう・・・・!」 零はカイジから借りている参加者名簿を広げ、懐中電灯を置いて手元を照らした。 そして、ポケットから筆記用具を取り出す。 「第二回の定時放送・・・4時間前の時点での残りの参加者は26人・・・・!」 今度はカイジが眉を顰める。 「なんなんだ・・・いきなり・・・!」 「カイジさん・・・!あなたが田中さんを探してるってこと・・・・ 他に知ってる人いますか・・・・?」 「え・・・まぁ・・・」 「作りましょう・・・!田中さんのためのリスト・・・・! 当然・・・ゲームに役立つ・・・生き残りのためのリストにもなるっ・・・・!」 「はぁ・・・?」 零は紙を広げると、真ん中あたりに直線を引き、紙面を横に分割した。 どうやら本当にリストを作る気らしい。 カイジは呆気に取られ、同時に狼狽えながらも、零の行動に対する興味が生まれるのは確かだった。 今までただひたすらに歩き、彷徨い、田中沙織を捜し続けた。 それでも田中との再会は叶わない。無駄だと思いたくはない。 歩き続ける中で、様々な出会いがあった。 けれども、一番会いたい人間には会えずにいた。 田中沙織を救う手立てになっていると、明確にわかる何かががしたかった。 「オレたちは第二回の放送以後、まったく移動していない・・・ カイジさんと会ったことだけが・・・・第二回定時放送以降に起きた変化・・・」 零の手が、メモに影を落とす。 自然とカイジの視線も、紙面に注がれていた。 「当然ゲームには乗らない・・・・!オレと・・・沢田さん・・・そして涯・・・! カイジさんも加えて・・・・この4人は確実にゲームに乗っていない・・・ そして・・・田中さんを絶対に襲わない4人・・・!」 分割した紙面の上段に零、沢田、涯、カイジら4人の名前を並べて書く。 それぞれの名前の右肩に小さく星印をつけると、零は再び口を開いた。 「オレが今までに会った人間・・・トトカルチョの倍率が低いけど平井銀二って人は・・・・・」 カイジにも、零の意図が伝わり始める。 「平井・・・そいつならオレも会った・・・! 足の怪我を処置してくれたのは平井銀二・・・・ 油断できないが・・・ゲームに乗ってる様子じゃない・・・」 「同感です・・・・!要注意人物であることに変わりはないが・・・・ 殺し合いとか・・・・そういう次元じゃない・・・あの人は・・・ だから・・・ひとまず」 平井銀二の名前も、上段に記す。 この島で生き残っていると仮定される26人の中で、他者に危害を加える人物がどれだけいるか。 それを確認するための作業であった。 “安全”か“危険”かの分類。 分割したメモのうち上段には“安全”な人間の名前を、下段には“危険”な人間の名前を書きだしていく。 そして、田中沙織に危害を加えないとわかっている人間には星印。 零一行の情報とカイジの情報を合わせていくその作業は、さながら新しい名簿を作るかのようだ。 「あとは・・・・オレは鷲巣巌という老人とギャンブルをしました・・・・・! 70歳を超えているような老体で・・・でもあの雰囲気は異様・・・異質・・・! とても仲間に出来るようなタイプではない・・・」 トトカルチョの倍率を調べると、優勝の可能性など到底見えないはずの老翁にも関わらず それなりに賭けている人間がいるのだとわかる。 危険人物であることに間違いはないだろう。 「なるほど・・・鷲巣か・・・・。アカギの知り合いだったな・・・」 カイジは、一番はじめにアカギと出会ったときに行った情報交換を思い出す。 「アカギって人間と会ったときに、鷲巣についての情報を交換した記憶がある・・・ 確かに仲間に出来るタイプではないようだ・・・・だがっ・・・・! アカギは鷲巣を手札にしたと・・・そう言っていた・・・・」 「“アカギ”・・・」 「でも・・・鷲巣が危険人物であることに変わりはないっ・・・! 例え鷲巣とアカギに繋がりがあったとしても・・・・ だからといって鷲巣がオレたちの味方になるわけじゃない・・・!」 カイジの言葉を受けて、零は少し悩んでから、メモの下段にペンを走らせた。 こうして鷲巣は『危険』に分類。 続けて、カイジの口にした“アカギ”という人物の倍率を名簿で確認する。 「赤木しげるって男は・・・ゲームに乗っちゃいないぜ・・・! あいつはあいつの目的があるようだが・・・・別行動中とはいえ仲間同然・・・! 白髪で飄々としたおかしな男だが・・・頼りになると思う・・・」 「ってことは・・・・田中さんに危害を加えるような人物ではないと・・・ そう判断してもいいですね・・・?」 「あぁ・・・アカギは原田克美って人間も仲間に引き入れているらしい・・・ この原田って男は訳あってアカギと別行動中だが・・・ 赤木しげるという名前を出せば力になってくれるだろうと・・・そう言っていた・・・!」 メモの上段に、赤木しげる、原田克美という名前が追加される。 そして、アカギの名前には星印がつく。 「他にオレの知る人間だと・・・ この島で会ったわけじゃないが・・・一条、それから兵藤和也って男は危険だ・・・! 殺し合いに乗る可能性がかなり高い・・・ 一条については話せばわかるって可能性もなきにしもあらずだが・・・ なにせオレも恨まれてるだろうからな・・・」 「そういえば・・・オレと会うよりも前の時点で・・・ 涯が金髪の男に襲われています・・・・男の見た目は十代半ばから後半・・・ 名前がわからない以上、生存しているのか確認が出来ないが・・・」 下段に、一条、兵藤和也と“金髪の男”という文字が書かれた。 「利根川って男も危険人物だ・・・だが・・こいつとは戦う必要がある・・・!」 「戦う必要・・・?」 カイジは力強く頷いた。 メモに利根川の名前を書き足そうとした零の手が止まる。 「確かに危険・・・だから・・・ 利根川の名前は下段に書いてくれ・・・それで構わない・・・! だけど・・・決闘・・・!利根川とは勝負をつけなきゃならない・・・・ 当然田中さんの捜索を優先・・・しかし・・決闘の約束があるんだ・・・・!」 ただならぬ事情があるようで、零は頷くほかない。 田中沙織の捜索と並べて語るほどに、利根川との勝負はカイジにとって意味があるものなのだろう。 「あと・・村岡隆って男・・・!危険人物とは言えないかも知れないが・・・ しかし敵であることには違いない・・・!こいつは下段だ・・・」 利根川と村岡の名前が下段に追加される。 カイジはさらに続けて、二人の人間の名前をあげた。 「アカギによく似た髪を持つ男・・・平山幸雄・・・ 三度目・・・次に再会できたときには行動を共にしようと・・・そう誓い合った・・・! こいつは・・・仲間だ・・・!信用できる・・・! そして・・・井川ひろゆき・・・眼鏡をかけたサラリーマン風の男・・・・ 仲間にはしそこねたが・・・危険人物ではない・・・・ 機会があればこちらに引き入れたい・・・そんな男だった・・・! で・・・ややこしい話だが・・・この二人は仲間同士だ・・・! そして・・・二人とも自発的には田中さんに危害を加えないはず・・・・」 零は平山幸雄と井川ひろゆきの名前を上段に綴り星型を書き足す。 そして、平山とひろゆき、それぞれの名前を丸く囲むと線で繋げた。 「その上・・・平山とアカギ、ひろゆきとアカギ・・・これはそれぞれ知人同士だ・・・!」 アカギの名前と、平山、ひろゆきを更に線で繋げていく。 零の思っていた以上に、仲間に成り得る人間が多くいることがわかってくる。 それだけではない。 各々が繋がりを持っているということは、大きなポイントになるだろう。 「佐原って男と石田っておっさんは・・・かつての戦友だ・・・・! ゲームが始まってからは会えていないが・・・・ もしかすると・・・また一緒に戦ってくれるかも知れない人間・・・・!」 零はメモの上段――非危険人物の欄に佐原と石田の名前を追加する。 その二者の名前に、カイジは括弧を付け足した。 「こんな状況じゃ・・・島で再会してない状況じゃ・・・ 残念ながらまだ安全と判断は出来ない・・・・・! 遠藤って男も・・・知り合いだがこの島じゃまだ会ってない・・・括弧つきの上段だ・・・! それから・・・ アカギの顔見知りだっていう南郷って男、 そばかすのある治って名前の若者・・・これは括弧が必要・・・ 市川っていう老人はオレたちじゃ扱いきれねぇだろうって言ってたから・・・ 下段に書いとけばいいだろう・・・」 上段には遠藤、南郷、治らが括弧つきで追加され、 下段には市川の名前が書き足された。 カイジの持っていた情報は、膨大であり、零は驚きを隠せずにいる。 零の持ち合わせている情報――標のメモと合わせれば、さらに精度の高いデータが出来上がるはずだ。 「そういえば赤松さんの知人・・・黒沢という男も・・・顔さえわからないけど・・・でも多分・・・」 零は標のメモと、涯と沢田が交わしていた会話を思い返す。 黒沢――赤松に大きな影響を与えている男。 彼が沢田の言うように、赤松の“英雄”であったことは想像できる。 しかし、零たちにとっても同じように映るかはわからない。 悩んだ末、上段に括弧つきで黒沢の名前を書くという形で落ち着く。 改めてメモを見下ろす。 この島でゲームに参加している人間たちを、零やカイジの都合で分類している。 本来ならば、分けられるはずなどない。善悪は、簡単なものではない。 けれども、こうしてお互いに情報を出し合い、完成したメモは 状況を整理する上でも使い勝手がいいことに間違いはなかった。 上段は現時点で仲間であるか、仲間になる可能性のある人物、 頼りにすることが出来そうな人物、ゲームに乗っていないと思われる人物。 カイジと零の情報を出し合った限りでは、それらの人物は合わせて15名。 その内、確実に信用できると判断した人物は本人たちを含めて9名。 零、沢田、涯、カイジ、銀二、アカギ、原田、平山、ひろゆき。 まだ接触出来ていないなどの理由から安全とは言い切れない人物が6名。 佐原、石田、遠藤、南郷、治、黒沢。 下段は危険思想を持っていそうな人物、ゲームに乗っている可能性のある人物。 鷲巣、一条、和也、“金髪の男”、利根川、村岡、市川の7名。 上段と下段を合計して22名。田中沙織を足すと23名になる。 まさか生存者26名のうち23名のデータが集まるとは。 又聞きの情報もあるとはいえ、それでも当初の予想を遥かに超える情報量であった。 星型のついている人間、田中沙織を傷つけるようなことはしないと分かっている人間が7人もいる。 改めて考えると、カイジはこれが非常に心強く感じられた。 当然、田中沙織にしてみれば、こんなリストはお構いなしだ。 彼女が誰かを殺すことを、この民家からでは止められない。 けれども、彼女の命を狙う人間の数が凡そでも把握できたことは、 カイジの心を落ち着かせると共に、活気づかせる糧にもなった。 零は名簿とメモを照らし合わせながら考える。 「森田鉄雄、天貴史、仲根秀平、それから・・・しづかっていうのは女性かな・・・。 この4人のうち誰かが涯を襲った“金髪の男”ってことになるはずなんだけど・・・ いや・・・原田さんと黒沢さんに関しては見た目の情報が全くないから・・・ 彼らが“金髪の男”っていう可能性も・・・」 「・・・・」 「カイジさん・・・?どうかしましたか・・・・?」 「いや・・・・森田鉄雄は・・・田中さんが会いたがってた男だ・・・! 彼女の話しぶりから考えるに・・・ゲームに乗っている可能性は低い・・・・ 対主催ってことを考えるなら・・・・・・仲間に引き入れたい人物だと思う・・・!」 「なるほど・・・!森田鉄雄か・・・ じゃあ森田さんを差し引いて・・・まったく情報がない人間はわずか3人ってことになる・・・! そのうち一人が金髪の男だとすれば・・・結果・・情報がないのは2人だけ・・・!」 カイジはどうやら金髪についてが気にかかっているようで、不安気に零の方を見る。 「なぁ零・・・その・・・・涯を襲った金髪の男っていうのは・・・ 大体どれくらいの背格好だったかわかるか・・・?」 「え・・・?ああ・・かなりの長身だったみたいだけど・・・・190はあるだろうって・・・」 「そうかっ・・・!」 カイジが心配したのは、その金髪の男の正体が佐原である可能性だった。 佐原の体格と、涯の証言は咬み合わない。 かつて共に戦った仲間、一度は死んだと思われた仲間――出来ることならば、今も仲間で在り続けたい。 カイジが腕時計を確認すると、零が当初述べていたとおり、過ぎた時間は15分だけ。 この15分でカイジが独り田中沙織の捜索に出かけたとして、 彼女に会える確率はどれだけあっただろうか。 何人いるともわからなかった敵が今こうして視覚的に捉えられるようになった。 メモの下段に記されている“危険人物”よりも、上段に記されている名前の方が数が多いこと。 これは、カイジの精神にわずかだが安寧をもたらした。 しかし、第三回放送でどれだけの名前が減るかはわからない。 また、安全と危険に二分したところで、その境界は不安定なものであった。 いつ誰がどちら側に変わってしまうのか、顔を合わせるまで――否、顔を合わせたところで判断できないこともある。 危険側の人物に注意することは大切だ。 けれどもそれ以上に注意が必要なのは安全側の人物であろう。 便宜上「安全」というくくりを作っただけで、必ずしも信頼できる人物ばかりではない。 田中沙織の捜索が急務であることに変わりはない状況だ。 「放送まであと1時間半はあるな・・・・」 落ち着きを取り戻したカイジに芽生えるのは、 やはり田中沙織の捜索を再開したいという気持ちであった。 【E-3/民家/早朝】 【伊藤開司】 [状態]:足を負傷 (左足に二箇所、応急処置済) 鳩尾にごく軽い打撲 [道具]:果物ナイフ 地図 支給品一式 [所持金]:なし [思考]: 田中沙織を探し説得する (最優先) 仲間を集め、このギャンブルを潰す 森田鉄雄を捜す 一条、利根川幸雄、兵藤和也、鷲巣巌に警戒 赤木しげる(19)から聞いた情報を元に、アカギの知り合いを捜し出し、仲間にする 平井銀二の仲間になるかどうか考える下水道(地下道)を探す ※2日後の夜、発電所で利根川と会う予定です。 ※アカギのメモから、主催者はD-4のホテルにいるらしいと察しています。 ※アカギを、別行動をとる条件で仲間にしました。 ※明日の夕方にE-4にて待つ、と平井銀二に言われましたが、合流するかどうか悩んでいます。 ※カイジ達は田中沙織に関する情報を交換しました。 その他の人物や、対主催に関する情報は、まだ交換していません。 ※参加者名簿、パンフレットは一時的に零に預けてあります。 【宇海零】 [状態]:健康 顔面、後頭部に打撲の軽症 両手に擦り傷 [道具]:麻雀牌1セット 針金5本 標のメモ帳 不明支給品 0~1 支給品一式 参加者名簿 島内施設の詳細パンフレット(ショッピングモールフロアガイド、 旅館の館内図、ホテルフロアガイド、バッティングセンター施設案内) 手榴弾×8 石原の首輪 カイジと作った参加者リスト(メモ) [所持金]:0円 [思考]:田中沙織を探し説得する 対主催者の立場をとる人物を探す 涯と共に対主催として戦う ※標のメモ帳にはゲーム開始時、ホールで標の名前が呼ばれるまでの間に外へ出て行った者の容姿から、 どこに何があるのかという場所の特徴、ゲーム中、出会った人間の思考、D-1灯台のこと、 利根川からカイジへの伝言を託ったことなど、標が市川と合流する直前までの情報が詳細に記載されております。 ※カイジから参加者名簿、パンフレットを預かっています。目を通すまで借りていられます。 【E-3/民家前/早朝】 【工藤涯】 [状態]:健康 右腕と腹部に刺し傷 左頬、手、他に掠り傷 両腕に打撲、右手の平にやや深い擦り傷 (傷は全て応急処置済み) [道具]:鉄バット 野球グローブ(ナイフによる穴あり) 野球ボール 支給品一式×3 [所持金]:1000万円 [思考]: 田中沙織を探し、殺人を止める 零と共に対主催として戦う ※石原の首輪は死亡情報を送信しましたが、機能は停止していません。 ※現在鉄バット以外の支給品は民家の中に置いてあります 【沢田】 [状態]:健康 [道具]:毒を仕込んだダガーナイフ ※毒はあと一回程度しかもちません 高圧電流機能付き警棒 不明支給品0~4(確認済み) 支給品一式×2 [所持金]:2000万円 [思考]:田中沙織を探し説得する 対主催者の立場をとる人物を探す 主催者に対して激しい怒り 赤松の意志を受け継ぐ 零と涯とカイジを守る ※第三放送まで見張りをし、他の皆を寝かせておくつもりです。 ※現在ダガーナイフ、警棒以外の支給品は民家の中に置いてあります 146 主催 投下順 愚者(前編)(後編) 139 英雄(前編)(後編) 時系列順 144 願意 139 英雄(前編)(後編) 伊藤開司 155 第三回定時放送 ~契約~ 139 英雄(前編)(後編) 宇海零 155 第三回定時放送 ~契約~ 139 英雄(前編)(後編) 工藤涯 155 第三回定時放送 ~契約~ 139 英雄(前編)(後編) 沢田 155 第三回定時放送 ~契約~
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【作品名】ポケットモンスター プラチナ 【ジャンル】ゲーム 【備考】ここでの『ポケットモンスターシリーズ』の定義とは 『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン &ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー &ポケットモンスター ルビー・サファイア &ポケットモンスター エメラルド &ポケットモンスター ダイヤモンド・パール &ポケットモンスター プラチナ &ポケモンバトルレボリューション』 までのシリーズの範囲の描写、設定を参考にする 【世界観】通常のポケモン世界(単一宇宙)にそれとそっくりな「やぶれたせかい(単一宇宙)があり、それに加え霊界もある(+α) 【共通設定】 【射程】 1マスが14.5mのホエルオーが収まるサイズなので14.5m 通信対戦する時相手との距離は4マスほどあるので距離は58m すべてのポケモンは特殊な技を除きすべて一ターンで行動を完了できるためポケモンの技の射程は58m 【攻撃力】 ゲーム中には正規でLv.1のギラティナを入手できる方法が存在する 「やぶれたせかい」そのものなので単一宇宙相応の耐久があるそのLv.1のギラティナを倒す事ができる威力以上はある 【防御力】 ナパーム弾でも壊せないカラを持つパルシェンが「からにこも」った状態や ダイナマイトでも傷ひとつつかないゴローニャ以上の防御力 1万度の体温のマグカルゴ(「ほのおのよろい」というとくせいを持っていない限りは)や マイナス200度の冷気が体を包み、近付いただけでも凍り付いてしまうレジアイスや 体に触ると猛毒に侵されるベトベトンに殴りかかったり体当たりしてもなんともない 2km先まで届き気を失わせるにおいを放つクサイハナと至近距離で戦闘し続けてもなんともない 地形を変えるのが朝飯前で、地図を描き変えるほどの山を崩して川ができるバンギラスの「あばれる」 大暴れしただけで周囲5km範囲に地震のような揺れを起こせるナマズンの「じしん」 高層ビルを体当たりで粉々に粉砕するサイホーンの「とっしん」 ダイヤモンドを串刺しにするニドリーノの角での「つのでつく」 雷に撃たれると力がわいてくるサンダーにもダメージを与える「かみなり」 基本的に現実相応の世界で、何でも溶かすとされているウツドンの「ようかいえき」 大声の振動で地震を起こすバクオングの「ハイパーボイス」という音波攻撃 舐めると相手の魂を吸い取るゴーストの「したでなめる」 という魂攻撃 周りの空間ごと相手を引き裂く「あくうせつだん」 時間が歪むほどの巨大な力を撃ち出す「ときのほうこう」 をくらっても戦闘続行可能 【素早さ】ポケモンが発生させる電気はロトムのように家電製品にも動力源として普通に使用できたり ラクライのように空気の摩擦による原理(静電気)で電気を自然発生させてるのもいる なので、ポケモンの電気タイプの技は少なくとも自然現象の電気とする よって「でんじは」(電磁波)も自然現象を基準とした速さなので光速 バトレボでは描写上その「でんじは」より「かみなり」という技が断然速い よってポケモンの世界での雷は超光速(光速よりも速い)以上であり、 その雷と同じ速さのライコウよりもすばやさが上なポッポは ファイアレッド・リーフグリーンの戦闘シーンの描写にて「こうそくいどう」で自分の大きさ二匹分(60cm)の距離で横に動き その後、逆方向へ動くという反復横跳びのような行動ができる。 60cmの距離を動いてる間に、任意で逆の方向に動くようにできる反応なわけだから60cmの距離からの超光速反応。 この相手とターン制の戦闘が成り立つ程度に互角の戦闘が可能 【名前】ギラティナ(オリジンフォルム) 【属性】はんこつポケモン 【大きさ】アナザーフォルム:たかさ 4.5m おもさ 750.0kg オリジンフォルム:たかさ 6.9m おもさ 650.0kg (但し、「やぶれたせかい」そのものという設定なので単一宇宙並み、それに主人公側の世界とも連結しているので上記の大きさに加えて+単一宇宙×2) 【攻撃力】 シャドーダイブ…1ターン目で消えて2ターン目に相手を攻撃する。 ドラゴンクロー…鋭く尖った巨大なツメで相手を切り裂いて攻撃する。 あやしいかぜ…身の毛もよだつ突風で相手を攻撃する。自分の全ての能力が上がることがある。 げんしのちから…原始の力で攻撃する。自分の全ての能力が上がることがある。 いずれの技も射程、威力共に共通設定並み。 【防御力】世界そのものなので世界を破壊するほどの攻撃でしか倒せない。 また、ゴーストタイプなので物理・不思議攻撃は無効。(「ひっかく」「たいあたり」のような単純な物理攻撃は勿論、「はかいこうせん」のような特殊攻撃も無効化するので) ちなみにこちらからは物理的に攻撃可能。 あとは【共通設定】参照。 不思議攻撃無効の上限は世界を破壊するほどの攻撃まで 【素早さ】 共通設定並みのポケモンの相手とターン制の戦闘が成り立つ程度に 互角の戦闘ができる60cmの距離からの超光速反応以上。 戦闘速度はこの時のオリジンフォルムでかつLv.47(性格 おくびょう、努力値0を前提)のすばやさがの値は97であり、 これはLv.40のライコウ(性格 ゆうかん、努力値0)のすばやさの値である87よりも上回ってるので ライコウよりも速い、よって超光速。 【特殊能力】ギラティナは自分たちがいる世界とは裏側にある「やぶれたせかい」と呼ばれる世界そのものと言われている。 こちらの世界とやぶれたせかいは遺伝子のように、つまり互いの世界が消えないように支えあっている。 遺伝子とは生き物の設計図といえるものでその本体であるDNAは正反対である性質を持つ2本の鎖が絡み合っている。 その設計図の鎖は片方が壊れたとしてももう片方をコピーし元の姿に戻せる。 それと同様に二つの世界も片方の世界が壊れたとしてももう片方の世界をコピーし元の姿に戻せる。 つまり自分たちがいる世界と「やぶれたせかい」は連結しており 一つの世界を破壊しても復活するので、ギラティナを完全に倒すには二つの世界を同時に破壊する必要がある。 なお、ギラティナは世界を創造したアルセウスの3体の分身の1体であり、残りの2体はパルキアとディアルガである。 かつパルキアとディアルガは2体揃えば世界改変が可能であり、ギラティナはこの2体の力と拮抗しているという設定。 以上のことからギラティナも世界改変が可能と思われる。 別の世界に歪みを発生させて、その歪みを広げて世界を壊すことも可能。 【長所】世界の一体 【短所】ムカデ 【戦法】世界改変。効かなかったら直接襲って「やぶれたせかい」に物理的に連れて行って追放、あるいは歪みを発生させてそれを世界ごと拡げる。それも通用しないなら普通に攻撃。それでも駄目なら寿命勝ち。 ライコウよりも速い、よって超光速。 【備考】アカギの試みによって世界改変が起こり、「やぶれたせかい」にも影響が出たことによってギラティナが怒った。 主人公が倒すor捕まえるかのどちらかの方法によってその怒りは沈められた。 「やぶれたせかい」と共にエントリー。 別にこちらは世界そのものと言われてるわけではないが設定上、世界同士が連結しているので 「やぶれたせかい」だけでなく主人公やシロナたちがいる世界も付属させる(一応、装備品扱いか?)。 よって、考察の際には4.5m(or6.9m)+単一宇宙×2ほどの開始距離で考察するものとする。 なお、このギラティナ(オリジンフォルム)の性格は「おくびょう」である (性格固定ではないので敵対しているギラティナの中には性格:おくびょうな個体も普通に出てくるはず)。 vol.97vol.106修正 vol.106 833格無しさん2021/02/27(土) 01 22 01.49ID /fxLEPWw ギラティナ修正 【防御力】世界そのものなので世界を破壊するほどの攻撃でしか倒せない。 また、ゴーストタイプなので物理・不思議攻撃は無効。(「ひっかく」「たいあたり」のような単純な物理攻撃は勿論、「はかいこうせん」のような特殊攻撃も無効化するので) ちなみにこちらからは物理的に攻撃可能。 あとは【共通設定】参照。 不思議攻撃無効の上限は世界を破壊するほどの攻撃まで 再考察もする ○超ノワール>超魔王>陽怒 プロメテウス>アベルの方舟>神帝ブゥアー 耐えて世界改変勝ち ○ロマノフカイザー 耐えて世界改変勝ち ○聖徳太子 同上 ×ぷらら 改変負け ×ベゼフィグル 世界改変負け ○修羅壱=ジーヴァ 耐えて世界改変勝ち ○ダークィーン=イデ 同上 ○ルシフェル 同上 ○マニトゥ 同上 ○リベルレギス 同上 ○ゼルエル 同上 ×NEO 分解負け ×アゾエーブ 破壊負け ×ももえギャリア 死神の鎌2回使用されて負け ○ルシファー 耐えて世界改変勝ち ○ジャビウス1世 耐えて世界改変勝ち ○神楽那由他 耐えて世界改変勝ち ○ゴルドラス 同上 ○ラグトーリン 同上 ○シャドウ奥村 後手改変勝ち ×神(DS無印) 神の力負け ×天導遥 破壊の力負け ○紫乃宮天音 後手改変勝ち 834格無しさん2021/02/27(土) 01 22 28.79ID /fxLEPWw 836 (超光速任意全能の壁) ×アカギ 全能負け ×高槻乃々美 同上 ○丸喜拓人 後手改変勝ち ○ハプシエル 耐えて世界改変勝ち ○アルティミシア 同上 ○玖珂晋太郎 同上 ○アゼル 後手世界改変勝ち ○渚カヲル 耐えて世界改変勝ち ×マホロアソウル ブラックホール負け ○悪魔>ゲームをプレイしていた少年>Almagest>手塚治虫 寿命勝ち ○八俣遠呂智 耐えて世界改変勝ち ×ユベル 超融合負け ○王天君 後手世界改変勝ち ○絶対的思考者 耐えて世界改変勝ち ×惑星開発委員会 宇宙破滅負け ×造物神 全能負け ×スネ夫>ジャイアン>よっちゃん 全能負け ここから先は厳しいか 惑星開発委員会>ギラティナ>絶対的至高者 vol.104 320格無しさん2020/02/15(土) 08 50 25.49ID QxTu/glE 321 322 ギラティナ ギラティナがやぶれたせかいそのものというのはアカギの推測でありその推測は間違っていたためギラティナはやぶれたせかいそのものではない 以下流れ アカギ「わたしが かんがえるに! この おかしな せかいは あの かげのポケモン そのもの! つかまえたり たおしたりすれば この せかいも きえるはず!」 シロナ「だいじょうぶ ポケモンが せかいをけす だなんて そんなことは ありえない だって…… せかいは きみが うまれるのを まっていた きみと いっしょにいる ポケモンも きみの したしい ひとたちも さらに つながる ひとも ポケモンも みんな せかいに のぞまれて うまれてきたと あたしは おもう だから ギラティナは きえない わたしたちの せかいも!この やぶれたせかいも きえたりしない!」 この後にギラティナを倒す、もしくは捕まえてもやぶれたせかいは消えなかった 87スレ目の「かみなり」と雷を同一視してるという指摘に何も返答してないためライコウより速いからといって超光速にはならない げんしのちから…原始の力で攻撃する。 原始の力で攻撃するとは?具体的な攻撃方法不明 ゴーストタイプなので物理・不思議攻撃は無効 ゴーストタイプはあくまでタイプであって設定とかでゴーストタイプは全て幽霊ということが明言されてない限り霊体とは別物な気がする 無効の上限が必要では? 上記のギラティナがやぶれたせかいそのものという誤った設定とライコウより速いから超光速を採用してるアカギも修正行き 321格無しさん2020/02/15(土) 15 32 40.85ID RwuG65lU 320 それだとやぶれたせかいによる宇宙破壊採用してるラムパルドも修正行きかな 取り敢えず素早さの方は落雷と同じ速さのライコウから雷速反応は取れるか 322格無しさん2020/02/15(土) 18 25 09.25ID Xph8lBd5 320 パターン1 倒した場合 シロナ「ギラティナも わかってくれたみたいね!」 アカギ「あの ポケモンを…… かげのポケモンを たおしただと!? パターン2 捕獲した場合 シロナ「ギラティナも わかってくれたみたいね!」 アカギ「あの ポケモンを…… かげのポケモンを つかまえただと!? ゲーム上で倒した場合でもプラチナのギラティナは殿堂入り後に再出現するし、 「わかってくれたみたいね!」ってセリフから察する限りギラティナを殺害・消滅させたわけじゃない シロナの「だから ギラティナは きえない わたしたちの せかいも!この やぶれたせかいも きえたりしない!」ってセリフは “捕まえたり倒したらギラティナが消える、一緒にやぶれたせかいも消える”説は否定しているが、 “ギラティナがやぶれたせかいそのもの”という推測は否定していない “捕まえたり倒したらギラティナがやぶれたせかいと一緒に消える”って推測が間違っていただけで、 ギラティナは消えていないから、やぶれたせかいが消えなくても“ギラティナがやぶれたせかいそのもの”という推測とは矛盾しない 推測全てが間違っていたとまでは判断できないので、ギラティナをやぶれたせかいそのもの扱いは続けられると思う 330格無しさん2020/02/16(日) 10 42 00.68ID xC+OnEmX 332 通常のポケモン世界(単一宇宙)にそれとそっくりな「やぶれたせかい(単一宇宙) やぶれたせかいって星とか太陽を確認できないんだがそっくりってだけで単一宇宙並みの広さとれるの?そっくりだから広さも同じとは限らなくない? そもそも全然通常のポケモン世界とは似てないけど「そっくり」って設定どこにあるんだ 332格無しさん2020/02/17(月) 15 18 58.13ID AMp3kf5T 330 この世の裏側らしいから一応単一宇宙は取れるんじゃない? 333 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/02/19(水) 00 14 47.98 ID eMceIkof [1/2] 320 ポケモンwikiからライコウの説明文を拾ってきた ルビー・サファイア・エメラルド、オメガルビー・アルファサファイア かみなりの スピードを やどした ポケモン。その とおぼえは かみなりが おちた ときの ように くうきを ふるわせ だいちを ゆるがす。 (漢字) 雷の スピードを 宿した ポケモン。その 遠ぼえは 雷が 落ちた ときの ように 空気を 震わせ 大地を 揺るがす。 ついでに技「かみなり」の説明文も 第四世代・第五世代・第六世代・第七世代・第八世代 はげしい かみなりを あいてに おとして こうげきする。まひ じょうたいに することが ある。 (漢字) 激しい 雷を 相手に 落として 攻撃する。 まひ状態に することが ある。 「かみなり」を漢字にすると雷と表記することが分かるから、ポケモンの技「かみなり」はライコウの説明文の雷と同一視できる 362 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/02/20(木) 19 57 02.60 ID 1VsF8Qrj 「かみなり」と雷の同一視は 333でOKみたいなので、アカギは明日にでも元の位置に戻すね ギラティナはあと「げんしのちからの詳細」と「ゴーストタイプの無効の上限」か DPtのげんしのちからは、ホエルオーの1/5程度の大きさ(5m)の岩を10個程度飛ばす攻撃 射程は共通設定並み 弾速は60cmの距離からの超光速反応の相手が58m先から回避できない速度(光速の96.6倍) 89スレ目 246 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 14 56 13.30 ID K+4M8qGY [4/4] ギラティナ 単一宇宙×2の世界改変及び世界崩壊攻撃は 発動時間の詳細が無いため持久戦時考慮。 宇宙破壊の壁から ◯>聖徳太子~>神帝ブゥアー:相手の攻撃は効かないか効果範囲不足のため粘って世界改変勝ち ×NEO:数十分で単一宇宙×2を分解されてしまうので負け ×ぷらら:任意発動の二次多元内の存在書き換え負け これ以上は規模的に勝てない。 >NEO>ギラティナ>聖徳太子>陽怒=超ノワール 87スレ目 872 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/12/08(木) 00 45 17.27 ID 61NMM5e9 812 雷に撃たれると力がわいてくるサンダーにもダメージを与える「かみなり」って書いてあるが 素早さの方では「かみなり」と雷を同一扱いしてるが大丈夫なの? 「かみなり」は不思議雷なのでは? あと魂攻撃にも耐性あるから作品スレのテンプレ見てみるといいと思う ノーマルタイプには「かまいたち」があるから不思議風攻撃も透過可能だし バトレボの描写によっては「じばく」や「だいばくはつ」で不思議炎も透過できる扱いになるかも
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現在までにペット屋コミュニティーにて撮影したペット。 ↓古↑新 レッサーパンダ ねこあざらし 羽魚 かめたにし アイスサラマンダー 小フェンネル 窮奇 ナイトメア (ジャド) ナイトメア (アル) 御稲荷 チェシャ猫 シロアリ兵士 シロアリ兵士(没) オナガキツネ シンリンオオカミ 白ねずみ擬人化 白ねずみ グリフォン 色オプション適用後 アカギツネ(九尾)
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第10回決勝戦 組み合わせ 赤木しげる(アカギ) 水銀燈(ローゼンメイデン) 翠星石(ローゼンメイデン) レミリア・スカーレット(東方Project) 朝10時~翌朝10時という24時間決戦。 これは、黒歴史(23時間・・5日連続だったケド)と言われた時代にもなかった最長期戦でもある。 どの陣営にとっても未知の領域を含み、また1回戦からの連戦で疲労もピークに達していた。 勝つために課される数字はすでに支援本隊だけでは賄いきれず、どの陣営も他の応援頼みである。 キャラに対する愛という気力が、個々の戦闘力を支えていた。 予想は多数立ったが、決してどの予想も多数派ということはなかった。つまりは、どのキャラも優勝の目があったのである。 強いて言うなら、2キャラを送り出したローゼンが不利、アカギのラストダッシュは脅威という程度のものであったろう。 いずれも決定的な差になるというものではなかった。 それほど難解な展開が予想されたのだが、はやばやとある程度の大局が決まってしまう意外ともいえる展開になる。 序盤、スタートダッシュを決めたのは赤木(アカギ)と水銀燈(ローゼンメイデン)。 少し遅れてレミリア・スカーレット(東方Project)、さらに遅れて翠星石(ローゼンメイデン)。 ただ、赤木10に対し、水銀燈9、レミリア7、翠星石5程度の速度である。 途中、赤木や水銀燈にわずかながら速度が変化した時間もあり、赤木と水銀燈は夕方~夜まで競り合いを続ける。 が、基本的には赤木優勢であり、水銀燈が優位に立つことはほとんどなかった。これは未来を暗示していたのだろうか。 途中の数字を拾ってみよう。 11時(開戦1時間、()内は分速)、赤木29,959(484)、水銀燈27,016(460)、レミリア23,937(424)、翠星石14,362(244) 12時(開戦2時間)、赤木57,019(473)、水銀燈53,836(424)、レミリア45,792(364)、翠星石29,246(281) 13時(開戦3時間)、赤木82,976(404)、水銀燈79,014(375)、レミリア65,292(329)、翠星石41,939(194) 15時(開戦5時間)、赤木135,087(486)、水銀燈132,190(390)、レミリア103,658(300)、翠星石65,324(178) 18時(開戦8時間)、赤木210,561(430)、水銀燈208,526(491)、レミリア160,533(315)、翠星石98,245(232) 20時(開戦10時間)、赤木265,524(442)、水銀燈263,623(472)、レミリア191,842(248)、翠星石120,359(185) 22時(開戦12時間)、水銀燈325,724(511)、赤木324,125(537)、レミリア222,671(256)、翠星石143,374(182) 24時(開戦14時間)、赤木390,161(515)、水銀燈388,031(513)、レミリア253,110(277)、翠星石162,917(147) 深夜の時間帯となり、水銀燈が強いと言われる時間帯。水銀燈加速。 徐々に差をつめる水銀燈。2時50分にトップに立ち、そのまま差を広げ始める。 最大6000以上のリードを広げたが、早朝に弱い水銀燈という前評判どおり、6時20分には赤木逆転。 そのままリードを広げ始めた。 赤木の勢いは止まらず、8時以降どんどんと加速。この勢いは結局最後までかわらなかった。 最終・・ 赤木752,490、水銀燈722,671、レミリア363,260、翠星石224,413。 最後の20分の平均分速は、赤木1020、水銀燈749、レミリア266、翠星石139。 赤木、1000over。レコード更新。 特に最後の1分では、赤木1136、水銀燈816、レミリア305、翠星石197。赤木は1100も突破。 初のトーナメント。第10回のニコニコ愛されキャラ選手権優勝は赤木しげる(アカギ)となった。 準優勝、水銀燈(ローゼンメイデン)、第三位、レミリア・スカーレット(東方Project)、第四位、翠星石(ローゼンメイデン) ベスト8、柊つかさ(らき☆すた)、キョン(涼宮ハルヒの憂鬱)、長門有希(涼宮ハルヒの憂鬱)、霧雨魔理沙(東方Project) ベスト16、柊かがみ(らき☆すた)、蒼星石(ローゼンメイデン)、チルノ(東方Project)、フランドール・スカーレット(東方Project)、十六夜咲夜(東方Project)、古泉一樹(涼宮ハルヒの憂鬱)、涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒの憂鬱)、竜宮レナ(ひぐらしのなく頃に)。 数字を追ってみよう。 26時(開戦16時間)、赤木455,761(528)、水銀燈454,199(592)、レミリア284,818(211)、翠星石180,493(155) 28時(開戦18時間)、水銀燈528,377(618)、赤木522,096(534)、レミリア312,115(205)、翠星石193,408(87)30時(開戦20時間)、水銀燈587,376(526)、赤木584,027(664)、レミリア328,611(122)、翠星石202,959(70)32時(開戦22時間)、赤木657,686(579)、水銀燈647,703(528)、レミリア343,330(97)、翠星石212,093(68) 33時(開戦23時間)、赤木697,144(745)、水銀燈685,022(680)、レミリア350,945(136)、翠星石218,173(82)34時(開戦24時間)、赤木752,490(1020)、水銀燈722,671(816)、レミリア363,260(305)、翠星石224,413(139)
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ラディカル・グッド・スピード 「あははっ!私が一番!だって速いもん!」 ロワ会場の地下に出来たヒグマ帝国。素手で岸壁を砕いて敷地を拡張した影響で出来上がった地底湖 その静寂の中に、湖の水面をフィギュアスケートをするように駆けまわる一人の少女の姿があった ウサミミのような大きいカチューシャ、へそだし袖なしセーラー服、短すぎる上に鼠蹊部丸出し ローライズのプリーツスカートに見せTバック、赤白の縞ニーソにより作りだされた絶対領域 このあざといデザインの美少女はまさしく、島風型駆逐艦一番艦「島風」である 最新のタービンを搭載し、最高速度40ノット強というとんでもない速度を叩きだす最速の駆逐艦は その速度を誇示すべく得意の駆けっこに勤しんでいた。その対戦相手は――― 「私のスピードについてこれますぅ?……え?」 島風はやや余裕を見せながら後ろを振り向くと、水中に潜った巨大な物体がこちらに迫ってくるのが見えた 「せ、潜水ぃ!?わぁあぁぁぁぁ!!!!」 「グオオオオオオオ!!!!」 飛沫を上げながらヒグマが弾丸のような速度で水中から飛び出し、島風を瞬く間に追い抜きながら 綺麗なフォームのバタフライで水面を激しく振動させた。その様子を呆然と見つめる島風 「ば、馬鹿な!私の方がスロゥリィ……!?」 その様子を遠くの水辺で見守る二匹のヒグマは沈黙を破って喋り始める 「穴持たずNo.678よ、なんだあの娘は?非常食?」 「見れば分かるだろう?艦むすだよ」 「やはりそうか。だが、何故ここに艦むすが居るのだ?」 「研究所に残っていたPC残っていたデータによると人間の社会では 今、艦これというブラウザゲーが一大ブームメントらしくてな しかしヒグマ帝国はネット環境が整っていないからプレイ出来んのだ で、不満を抱いたヒグマの何匹かがクーデターを起こしそうになったので しょうがないからキングの依頼でクッキーババアの工場に資材を集めて さっき実際に艦むすを建造ったらあの娘が出来た」 「なるほど」 「というわけで私は今日から穴持たずNo.678改めヒグマ提督ね」 「それはいい、しかし、いくら最強クラスのレア駆逐艦でもヒグマには勝てんようだな」 「そう思うだろう?」 ヒグマ提督は白い帽子をかぶりながら島風を指さす 「私がスロウリィ……そんな……そんなリアル……私は認めない!!!」 島風は水上でクラウチングスタートの体勢を取る。 後ろから尻が丸見えのポーズをしながらタービンに限界まで負荷をかけ――― 「うおおおおおおおおおお!!!!!」 次の瞬間、島風の姿がその場から消滅した 「グォ?――――グオオオオオオ!?」 機体速度の限界を超え、次元の壁を突破した島風の幻体が競争相手のヒグマの肉体を 量子力学的にすり抜け、空間の狭間に触れた影響でヒグマの体は水上で爆発四散し砕け散った 「なにあれ?」 「建造した時クーデターを起こしたヒグマを20匹ほど解体して資材に使ったからな。 パラメーターがあちこちバグっておかしい事になっている」 「ブラウザゲーでチート使うのはマジでヤバいぞ」 「うん、次から気をつけるよ。あ、帰ってきた」 「わーい!勝ったよ提督!試験は合格ですかぁ!?」 「うむ、ようやった。じゃあ早速任務を与えるぞ、せっかく造ったんだしちゃんと使わないとな」 「はい!」 ヒグマ提督は懐から地図を取り出し真ん中を指さした 「先ほど地上で噴火した火山だ。そろそろマグマが収まり始めたころだと思うから ちょっと様子を見てきてくれ。なんかここだけ時空が歪んでいるらしいんだ」 「了解です!」 ヒグマ提督が参加者に怪しまれないようにと用意した首輪とディバッグを装備した島風は 地上への階段へと向かう。深海凄艦と戦う訳じゃないようだが、ヒグマ住民は春になるまで地上には 出たくないらしいので頼りになるのは自分だけなのだ。時期的に熊は冬眠シーズンだもんね。仕方ないね 「じゃ、行くよ、連装砲ちゃん」 オンリーワンの駆逐艦は初任務を達成する為階段を駆け上がり、地上へと飛び出した ウオオオオオオオオオオォォォォォォ!!!!!!!! その様子を見ていたヒグマ住民達が歓声を上げながら見送る中、ヒグマ提督はふと気になることを聞く 「ところで、あの首輪って本物なのか?」 「あぁ、研究所に落ちてたやつだ。会場の外へ出たら爆発するぞ」 「会場の外って?」 「MAPの範囲外だから滝の向こうとか地下の主催本拠地とかじゃね?」 「なるほど………あっ!」 【島風@艦隊これくしょん 帰宅不可能】 ◆ ◆ ◆ 島の中央にそびえ立つ火山。先ほど赤石の影響で噴火したばかりであり、今はすっかり静まりかえっている。 大自然の驚異の代表格は、もはや無害な存在になってしまったのだろうか? ――――否! その漆黒の火口から、二つの巨大な手が飛び出し、何者かがゆっくりと姿を現した。 スーツを着た白髪の老人の姿をしたその巨人(ギガンティス)は火口から顔を出すと、 開口一番にその名前を叫んだ。 「なんじゃここはぁぁぁぁぁ!?アカギはどこだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?」 地獄から帰還した昭和の怪物、巨大化した鷲巣巌の怒声が放送間もない会場中に響き渡った ――――そして、本当の地獄はここから始まる 【会場の何処か/朝】 【島風@艦隊これくしょん】 状態 健康 装備 連装砲ちゃん×3、5連装魚雷発射管 道具 ランダム支給品×1~2、基本支給品 基本思考 誰も追いつけないよ! 0 ヒグマ提督の指示に従う 1 火山へ向かう [備考] ※ヒグマ帝国が建造した艦むすです ※生産資材にヒグマを使った為ステータスがバグっています 【E-5火山の火口/朝】 【鷲巣巌@アカギ】 状態 巨大化 装備 なし 道具 なし 基本思考:アカギと決着をつける 0 ここは何処だ!? [備考] ※進撃の鷲巣編終了間際からの参戦です ※火山の入り口は魔界?と繋がっているようです No.091 狼疾記 本編SS目次・投下順 No.093 風になれ~みどりのために~ No.112 Timelineの東 本編SS目次・時系列順 No.094 アンリ・ヒグマ-この世すべての羆- 島風 No.095 FGG 鷲巣巌 ヒグマ提督 No.106 水雷戦隊出撃 艦これ勢 ※ここが初出ですがあまりに分かれるため、キャラ別追跡表で追跡願います
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北村μ㌧がミュートンTV内企画「北の名探偵、アカギになる」なるシリーズの ねとらじ麻雀対決(ミュートンVSキワミん♪VSキワVS破魔)にて散々な結果となり 挙句の果てには一時3桁に落ちる迄の散々な結果となり、4桁を維持し続けた為、 視聴者のustreamer-13078に命名された。
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ミンゴP 元は「アカギ」のMADを手がけていた人。 08年9月よりアイマスMADを手がけるようになった。 最新作 元ネタは18禁BLゲーム「鬼畜眼鏡」、比較動画も参照されたし。 投稿作 ニコ動一覧 タグ-ミンゴP マイリスト ブログ 見えないblog タグ一覧:P名 P名_み デビュー2008.9上旬
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【天鳳名/IRC名】 生3つ / nama3 【麻雀暦】 中1のころアカギを読んでから 【主戦場】 天鳳、仲間内 【好きな役】 平和 【スタイル】 いわゆるデジタル打ちのはず。一発はめっちゃ避ける 【登場時間】 21時~24時くらい 【所属団体】 春香さんあなたは天使だ 【一言】 テンションの高低は麻雀の出来に影響すると思う
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ついさっき、カオスロワで新たに2人の参加者が追加された。 2人はフランスに飛ばされていた。 「なぁなぁケフカ君。」 「なんだいヒムラー?」 「アカギ君に主催を任せたと思ったら、どこかに私達が飛ばされていて、 首輪がはめられて、デイバッグがあるんだ。これってどういうことかね?」 「つまり僕ちんたちはカオスロワ参加者になっちゃったってことだと思うよ~♪」 「カオスクオリティってことか!?」 「僕ちんたちの女体化が直っているのもカオスクオリティだと思うよ~♪」 ヒムラーは頭を抱え始めた。当然だろう、主催止めたらいきなり参加者にされてしまったのだから。 「疲れたからやめようと思った結果がこれかよっ!!こんなことなら主催やってればよかったよ~ひぐっひぐっ…」 ヒムラーは泣き始めた。正直いい歳こいたオッサンが泣いてるのは非常に見苦しいものである。 「まぁ~まぁ~落ち着くんだよヒムラー。 逆に考えるんだ。参加者になったことで書かれてもらえ~ると考えるんだ。」 その時ヒムラーの泣き声はいきなりやんで満面の笑みを浮かべ始めた。 正直気味悪いとケフカは思った。 「そうだよねそうだよね!!いいねこれは!!全く…カオスロワは捨てるとこないなぁ~ そうと決まれば私達も頑張っていかねばならん!!行くぞ~」 ヒムラーは支給された武器である金属バットを取り出すと元気よく駆けて行った。 「まぁ~次の登場話で即ズガンというのもあ~りえるんだけどねぇ。 僕ちんは殺すのも大好きだからねぇ~思いっきり楽しませてもらうよ~」 ケフカは元気に走っていくヒムラーの後を追いかけていった。 【一日目・午前22時40分/フランス】 【ヒムラー@カオスロワ】 [状態]:健康 [装備]:金属バット [道具]:支給品一式 [思考]基本 とりあえずゲームに乗っとく 1 アカギ君!!私の活躍を見てくれ!! 【ケフカ@FF6】 [状態]:健康 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]基本 とりあえずゲームに乗っとく 1 とりあえず老賢者は抹殺対象
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関連作品 小学もくし録かいじ~卒業遠足編~ 中学はかい録かいじ マロン名無しさん:2008/06/02(月) 07 19 38 ID 4pSmBU6f カイジ(集中しろ!ここ二、三年集中しなくていいから! 今ここで!) しかし…ダメ! 出ない!望んだものが出ない! カイジ「グ…グググ…」 いくら粘っても出ない!次第に焦りだすカイジ! カイジ(ヤバい…時間がない…!クソ!クソ!早く出てくれ!) その瞬間…!くる! 第二の波が! カイジ(ここで逃したら…終わり!) ビー…ビー… カイジ(へっ悪魔の断末魔か…苦しいなら全て吐きだせ! ド悪魔めっ!) ぽちゃ… カイジ快便!圧倒的快便っ! カイジを苦しめていた悪魔が対に現れた! 和也「おい!皆来てみろ!誰かクソしてやがるっ」 カイジ「ぁ…あああっ!」 グニャグニャ 656 :マロン名無しさん:2008/06/02(月) 12 23 00 ID ??? カイジ「俺は押さない! お前だって押したくない筈だ!だから押すな!」 止まらない涙…! 12番「そんな事言ってたらいつまでも上達しないぞ! ほら飛び込め!」 カイジ落下! カイジ「アプ…アプ…足がつかない!」 カイジ浸水!溺れる! ざば…ざば… 671 :マロン名無しさん:2008/06/02(月) 22 22 56 ID ??? カイジ(馬鹿な…!ない!ない!ない!) 焦るカイジ! 三好「どうしたんですか?カイジさんっ!」 カイジ「いや……良い何でもないっ」 カイジもう一度確認!しかし ない! ゼロ…!皆無っ!見つからない! カイジ(何でだ…何でいつも俺だけ…こんな目に…) 一条「おいおい…カイジどうしたんだ?アー?」 カイジ(何にしても見つからない!仕方ねぇ!切り替えるしかない!) カイジ給食の豆腐を諦める!本来なら入ってる筈の豆腐! 672 :マロン名無しさん:2008/06/02(月) 22 50 42 ID ??? カイジ(オイッ!ふざけるなよ…アー?) カイジ嫉妬!次第に涙ぐむ! 零「じゃあ今日の帰りの会は終わりです」 カイジ「あっ!」 零「……?どうした?伊藤…?」 カイジ「いやっ…何でもないっ…」 カイジ言い出せない! 零「じゃあ起立!きょうつけ!礼!」 終わる!帰りの会が! ざわ…ざわ…ざわ… カイジ「グッ…畜生…」 カイジ誕生日を祝って貰えず!皆帰り出す! 孤独を感じるバースデイ! 681 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 06 36 34 ID ??? カイジ(三好!三好に貰わないと!貰ってないのは俺だけ!) カイジ三好を見つめ目で合図を送る…! しかし駄目! 三好気付かない そうこうする内に三好から前田へ渡される カイジ(何やってんだよ…この勝負のド本番で… 死ね死ね死ね!馬鹿三好!死ねっ!) カイジ苛つく! 自分に全くパスがこない事に…… 682 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 08 23 54 ID ??? カイジ「ロンッロン!ロンッローン!」 見つからない!カイジの親友!愛犬が! 689 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 18 04 36 ID ??? カイジ驚愕!とにかく一枚もないのだ カイジ(俺も行ったんだ……何故一枚も存在しない! あって良いはずだろ!一枚ぐらい!) 廊下に張り出された修学旅行の写真…… カイジが写っているものが一枚も存在しない! いや……正確には写っているものもある! しかし全て見切れている!カイジ不運! アンラッキー! 696 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 21 08 43 ID ??? カイジ(馬鹿な…全く入ってない? 馬鹿馬鹿馬鹿っんな筈ないっ!見落としだっ) カイジもう一度確認! カイジ(くそっ!ない) だが駄目!入っていない! カイジ涙ぐむ! カイジ(くそっ死ね死ね死ねお袋!死ね!) カイジの母親録画失敗! カイジ見逃す! 見たかった番組を二つ! 701 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 21 21 54 ID ??? カイジ(後は俺一人…とにかく逃げる!) カイジ許された範囲でかわす! 相手の攻撃を! カイジ(よし!やれるぞ!残り時間いっぱい!) ベチョッ カイジ(あっあああ…) カイジ踏む!自陣のコートに偶然あった犬の糞を! カイジ「うおっ」 更にダブルで衝撃… ボールを顔面に食らう! 鼻血が飛び出す! カイジ(畜生…畜生…!) 707 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 21 34 14 ID ??? カイジ(あれ?あれれ?) カイジ再度確認! カイジ(しまった…これは致命的かっ!) 致命的ミス! 朝の読書の時間に読む本を間違えて持ってきてしまう… ありえぬミス! カイジの秘蔵の本! フランス書院文庫出発の『脱衣麻婆売春婦』 カイジ赤面!出来るならここから逃げだしたい… しかし出来ない! カイジ苦渋の選択… 舐める!辛酸を! 714 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 22 09 18 ID ??? カイジ「うっ…ううっ」 カイジ涙ぐむ! 最期…最期なのだ! ともかく最期! 死ぬ! カイジを唯一理解してくれてたおじいちゃんが! 「アカギ君…零君…遠藤君…」 次々と自分の孫の名前を読んでいく! そして…最後! カイジ! カイジ(じいちゃん……) しかし思い出せない! カイジの名前が出てこない! ボケ……圧倒的ボケ! ピー… そして亡くなる! カイジ(うっううっ…) 724 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 22 27 23 ID ??? カイジ(……ン?) 違和感! 圧倒的違和感! カイジ再び確認! カイジ「ぁ…あぁ…」 カイジ間違う! 自分が使ったロッカー の隣…! 坂崎「おお!カイジ君!それワシのパンツや! 穿いてないよな?はいてたらインキンがうつるからなぁ」 カイジ(あ…あぁ……) グニャグニャ… 736 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 22 43 00 ID ??? 標「そこは少し危ない…」 カイジ「んな筈ねぇっだろ!」 カイジ標の静止を聞かず進む! しかし……フリーズ! カイジ「あ…あぁ…あああ…」 標(……………………) やってしまう! アダルトサイト! 18歳未満閲覧禁止のサイトを覗いてしまい学校のパソコンが壊れる! 危機!圧倒的危機! 747 :マロン名無しさん:2008/06/03(火) 22 55 41 ID ??? カイジ(一番だ!俺が一番!馬鹿な奴らっ俺は違う! 最後尾で並んでる奴らとは全く違う!雲泥の差! 前日からここにいるんだ…当たり前さ!そりゃあこれだけ差ができる) カイジ勝ち誇る! 10時 1分前! カイジ(良し!) カイジ立ち上がる! その瞬間…違和感!何かが違う!違う! しかし…違和感の正体が分からない! 係員「それでは、シュークリーム限定30個 お買い上げの皆さんどうぞこちらへ!」 係員「本日発売!ドラポン!クエストをお買い上げの皆さんこちらです!」 カイジミス!痛恨のミス あろうことか隣の菓子屋に並ぶという失態… だが…気付くのが遅すぎた! 前日からの苦労が水の泡! ドラクエは買えない! 不可能!待たねばならぬっ… 一ヶ月…二ヶ月… 大量生産されるまで…! 791 :マロン名無しさん:2008/06/04(水) 06 35 04 ID ??? カイジ「やったな!ほらっ」 カイジ没頭! 楽しむ!この時間を! いや…カイジだけではなく皆! クラスの人間皆楽しむ! アカギ(………) アカギも投げるっ! アカギが投げた玉はカイジの顔面にぶつかり破裂! カイジ「やったな!アカ……」 異臭っ! カイジ(…………) カイジ自分の顔に触れそれを確認! 異臭の正体…… 犬の糞っ! ざわ……ざわ…… カイジ不運! アカギが投げた雪玉に入っていた! 犬がした糞が雪の中に埋もれていて…… アカギがその周辺にあった雪を雪玉にした! アカギは幸運にも糞には触らずに雪玉作りに成功! だがカイジは駄目っ 更に重なる不運… アカギが作った雪玉が柔らかかったせいでカイジにあたった瞬間… 破裂!犬の糞が現れた! 794 :マロン名無しさん:2008/06/04(水) 12 20 33 ID ??? カイジ(次は俺の番か…) 一人一人が名前を呼ばれ立ち上がり教科書を読んでいく! カイジの前の席だった坂崎が読み終わり次はカイジの番… 村岡「ハイ坂崎君ありがとうザンス。次は…」 カイジと村岡目が合う! カイジ立ち上がる準備を始める! 村岡「次はまた最初から標君!」 が…村岡スルー! カイジをスルー! 何にせよカイジ助かる! カイジ(……ほっ) 胸を撫で下ろすカイジ… 795 :マロン名無しさん:2008/06/04(水) 12 21 35 ID ??? カイジ(いや…待てよ…) カイジに浮かぶあり得ぬ考え! カイジ(俺…村岡に名前を覚えられてないんじゃないか?) 村岡「じゃあ次はこの問題を解くザンス」 カイジ(思い返してみれば俺は村岡に名前を呼ばれた事はない。 『君』とか『そこの傷男』とかだった気がする……) 村岡「じゃあこの問題分かる人!」 静まりかえる教室! 誰も手を挙げない! カイジ(…試してやる) カイジ挙手! 再び村岡と目が合う! カイジ(問題の答えは分からないが仕方ない… さっさと当てやがれ村岡!) が駄目! 村岡 カイジを無視! そうする内に零と標が手を挙げる! 村岡「じゃあ零君!」 カイジ(あ…あ…ああああああ…) ざわ… ざわ… 800 :マロン名無しさん:2008/06/04(水) 15 21 14 ID ??? 船井(カイジが…溺れた?) 三好・前田によってプールから引き上げられるカイジ 大槻「…誰か心臓マッサージと人口呼吸だ」 板倉 カイジの心臓を足でマッサージし始める! 板倉「俺がマッサージはしてやる! 誰か他の奴が人口呼吸してやれ!」 零「いや…人口呼吸は気休め程度の効果…あまり意味はないらしい…」 坂崎「そうなのか?零君?」 零「あぁ…溺れたらとにかく心臓マッサージ!」 板倉「………零っ交代だ…足が疲れた!」 零「待て!じゃあこうしよう! 10回一セットで皆交代で行う! これなら皆に嫌な役割が回ってくる! カイジの心臓マッサージをしなければいけない!」 皆零のこの条件を…呑む! 遠藤(零の奴…上手いな! 本来なら皆カイジには触れたくもない! 条件を一緒にする事でその辺をカバーしやがった!) 806 :マロン名無しさん:2008/06/04(水) 18 03 09 ID ??? カイジ(……あそこに居るのは三好と前田じゃねーか 何してやがる!) カイジ発見! 一人で帰宅中、仲良く帰る二人を発見する! カイジ(へへ…きったねぇ犬なんかと戯れてら) カイジ近付く! 前田「カイジお手!駄目だ全然言う事聞かねぇコイツ」 三好「お座り!お座り!か~なんで聞かないかなぁ…」 カイジ驚愕!混乱! 駄目犬に自分の名前を付けられるという屈辱! 808 :マロン名無しさん:2008/06/04(水) 20 33 06 ID ??? カイジ(……………) 零(何だ…?…あのズボンの濡れ方…… あんな風に濡れるって事はつまり………) 零走りだす! 教室へ……!! 零「オーイ!カイジがやりやがった! チビりやがったぞ!」 822 :マロン名無しさん:2008/06/04(水) 21 54 41 ID ??? カイジ……まず目隠しをされる! 零「次はこの回転イスに座ってくれ」 カイジ回される! 零(…………) 更に両手両足を縛られる! カイジ「で?どんなギャンブルをするんだ?零!」 零(クク……) ガチャッ カイジ「あれ?零?零?ゼロー!」 零逃亡! カイジ一人!体育館倉庫に鍵をしめられ 手足の動作は無理… 不可能! カイジ(あ…ああああああ…) 832 :マロン名無しさん:2008/06/05(木) 12 26 52 ID ??? 零「今日は…皆来てくれてありがとう!」 零感激! 自分の誕生会に皆が来てくれるという幸福! カイジ「零…俺なんかを呼んでくれて…ありがとうっ!」 カイジ感涙! 自分の誕生日は誰も祝ってくれなかった… その分零の誕生日を盛り上げる! 村岡「まあまあ皆……缶コーヒーで乾杯ザンス!」 村岡の司会で始まる誕生会! 零配る!缶コーヒーを! カイジ「お……すまねぇ…」 零カイジに渡すコーヒーだけ手袋を着用! そして渡す! カイジ「あちぃっ!」 カイジ火傷……ありえぬ温度! …が誰も気にせず!…… 村岡「カンパーイザンス」 村岡の乾杯の声と共にタブを起こし コーヒーを一通り飲みほすクラスメート達! が…カイジは駄目! 蓋は開けれたものの飲みほす勇気がない! カイジ(でも……ここで飲まねえと始まらない!) カイジ決める!覚悟を!まず一口…飲む! カイジ「あちぃ!」 右手に続き舌も大火傷! カイジ(…これコーヒーなんかじゃねぇ…) 蕎麦つゆ! 零!事前に細工を施していた! 缶コーヒーの底に穴を開け元々入ってたコーヒーを抜いた! そこに蕎麦つゆを混入!漏れぬ様に蓋をしめる! カイジ飲まされる!蕎麦つゆを! 836 :マロン名無しさん:2008/06/05(木) 21 16 37 ID ??? 零…指切り部に入る! そして…五分! 零気付けば勝負の渦中! 非日常! 零「…係の人…!」 黒服「あ?」 零「とにかく…落とせば良いんだな?指を!」 黒服「ああ…そうだ。落ちきらなくても問題ない」 零「ちょっと待っててくれ」 零電話! 零「ああ…そうだすぐ来い!一分以内!」 ジャック「誰に電話したんだ?小僧!」 零「すぐ分かるさ!」 ドアが開く!遠藤到着! 零が電話してたった二分で到着! 遠藤大汗! 遠藤「すみません…帰宅途中だったので… 持ってきました!例の…」 係員(こいつ…弱味でも握られてんのか?) とにかく…遠藤から零へ渡される! 零の切り札… 837 :マロン名無しさん:2008/06/05(木) 21 19 26 ID ??? 零「行くぞ…ジャック!」 零選択!中指! ジャック(馬鹿めっ…) 実はジャック全てガード! 零(………) 零振り下ろす! 斧を! ジャック「ちょっまっ……」 切断!圧倒的切断! ガードをへし折り中指の第二関節 そして人差し指の第一関節を切り落とす! 黒服(こいつ…めちゃくちゃやりがる!) 859 :マロン名無しさん:2008/06/06(金) 15 08 19 ID ??? ユウキ「皆…これ見てくれよっ!」 ユウキ見せる…! 弓道に使う弓を! 全員興奮!圧倒的興奮! 遠藤「ちょっと触らせてくれ!」 遠藤触れる…弓矢に! そして零! 零「これ貸してくれ!それと……カイジ!」 カイジ「…………?」 カイジ捕縛される! 頭上にはリンゴを置かれ零と向かいあう! 零「カイジ……動かないでくれよ 動いたら外しちまう!」 零放つ! カイジ(うっ……) しかし矢はリンゴのやや下……カイジの眼球一直線! カイジかわす! カイジ「あ…危ねぇじゃねかっ!下手くそ!」 零「……………… 下手くそだと?俺は狙った方向にちゃんと放ったぞ」 カイジ屈辱! 頭上に置かれたリンゴ等意味がなかった! 狙われていた……最初から! 863 :マロン名無しさん:2008/06/06(金) 19 01 17 ID ??? 小学もくし録かいじもうすぐ終わりです… 零「……じゃあもう一度確認しとくっ!」 ユウキ「うんっ」 零「まずお手伝いで入る食堂には偽名で入る事…… 俺が松井!ユウキが松坂!ヒロシが岡島 ミツルが田口で…カイジが伊藤!」 カイジ激震! カイジ(それは偽名でなく本名じゃないかっ) 零「そしてこのガム!」 カイジ言いそびれる! 今この流れでそんな事を言っても無意味…! 空気が読めないと思われる! 零「このガムがあれば怖くないんだ!青酸カリ入り」 実は零が渡したガムに青酸カリなど入っていない 発信機と盗聴器! しかしカイジのは別…! 青酸カリではない別の毒! ジワジワと痛みが体中に広がりそれが永遠に続く! しかし死ねない!そんな特徴を持った毒! 零「じゃあ鍵のすり替えはカイジ! 盗聴器をしかけるのはカイジ! カードをパクるのはカイジ! 最初にカードを使って金をおろすのは俺達! 二回目以降はカイジ! 良いな…皆!」 カイジ(ぁ…ああぁああああ…) 866 名前:マロン名無しさん[] 投稿日:2008/06/06(金) 19 43 45 ID pwJror2y 一時間目…算数…! 零「あ…シャーペンわすれちまった…」 隣の席のカイジ、これを聞き逃さなかった! カイジ「…俺の、使うか?」 高感度上げ、印象アップ……!お気に入りの新品シャーペンを零に渡す!! 零「カ、カイジ…助かったよ!」 そして、一日が終わった!下校…! 零「カイジ、これありがとな!」 カイジ「ああ、困ったらまた貸すよ」 …しかし、カイジに激震!! 気付く、シャーペンの異変に!! カイジ「あ……あぁぁっ…!!消しゴムがっ…?!」 悪意!圧倒的意地悪…!! 後ろの消しゴムが使われていたっ! 872 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2008/06/06(金) 21 52 19 ID ??? カイジ侵入! 何にせよ成功!ヤクザの事務所への侵入! カイジ(まずは鍵のすり替え…) カイジ鍵を発見! が… ヤクザ1「通報通りだな」 見つかる! 総勢80人のヤクザ! ヤクザ2「昨日あったんだよ…匿名で! 電話が!貴様の特徴と犯行の仕方を教えてくれたよ… なるほど…ククク…確かにしゃくれ顔!」 カイジ(あ…ああぁああああ…) ヤクザ3「売春決定だ!伊藤君!」 カイジ(ああぁああああ…あーっ) カイジ傷心! カイジ(…畜生!畜生!誰だ!許さねぇっ!) 874 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2008/06/06(金) 22 09 57 ID ??? 視界が塞がる! カイジ(うぉっ……何だっコレ…) カイジ確認!顔に飛んできたものを! カイジ(これは……女性用の下着……!) ありえぬ幸運!風に飛ばされ…それがカイジの顔面に直撃! 和也「良かったなカイジ…」 船井「ポッケに入れとけや…」 カイジ「ああ…がその前に…」 嗅ぐ!カイジ!匂いを! 和也「ヤバい!カイジ!隠せ! 村岡が向こうから走ってくる!」 それを聞き…カイジ素早く隠す! 村岡「珍しい組み合わせザンスね。 お前達に聞きたい事があるザンス。ここら辺に何か飛んで来なかったザンスか? 下着的なものが…」 カイジ(…………!) カイジ焦る!不運!不幸!ありえぬ出来事! カイジ「いや…知らないけど…誰の下着ですか?」 村岡「…私の嫁のザンス」 船井「先生!結婚してたんか?」 村岡「馬鹿!嘘だ!誰が結婚なんかするかっ!喰わしてくザンスよ 結婚したら生涯…いずれ飽きる女を!」 和也「……じゃじゃあ誰の下着を探してるんだ?あー?」 村岡「…私のザンス」 カイジ(あ…ああぁああああ) 女装癖! 考えの隅!女性用の下着を男が着用するとは思わない! 誰も考えつかない!更に…カイジは嗅いだ! 村岡がはいた女性用の下着を!思いっきり! 涎まで流して! カイジ失態!和也と船井のカイジを見る目が変わる! 失う!人間としての何か!